悪習慣を取り除くべし
目次
1.悪習慣が習慣化の邪魔をしている。
2.具体的に悪習慣取り除く方法とは?
•簡単に報酬を得られないように工夫する
•習慣のトリガー&報酬を洗い出す
•思い切っていろいろ捨ててみる
1.悪習慣が習慣化の邪魔をしている。
ここから、どうすれば習慣化の邪魔になっている悪習慣を具体的に取り除く方法を紹介していきます。
ではなぜ?悪習慣を改善しなければいけないのか。
それは、悪習慣があなたの脳に快楽を強烈に刷り込んでいるため、新しい習慣を作ろうとしても、その快楽に負けてしまいます。
例えば、あなたがお酒、ビールがとても好きで、せっかくトレーニングの時間を作ってもトレーニング中はビールを飲むことばかり考えてしまう。そして、お酒を飲んだときの快楽を思い出して、ついつい冷蔵庫からビールを取り出して飲んでしまう。
あなたの脳がお酒を飲んだときの快楽を得るための習慣に支配されている状態だから、こういった状況が起きています。
これではどれだけ自分を変えたいと思っていても、成功はできないですよね。
2.具体的に悪習慣取り除く方法とは?
では具体的に悪習慣を改善するにはどうすればいいのだろうか?
•簡単に報酬を得られないように工夫する
答えはとてもシンプルでやめるべきことを決める!
そして、”快楽を手に入れるのはとても苦労する”環境を作ればいいのです。
やめるべきこととは?それは、あなたがやり終えた後に充実した気持ちになるのか、イヤな気持ちになるかで判断してください!
私の場合、スマホのアプリゲームが結構好きだったのですが、1日中暇な時間を費やしていました。しかし、いつもプレイしているときは楽しかったのですが、終わった後に虚しさを感じていました。1日を無駄にしたような気持ちになってしまい、このままではダメだと思いこの悪習慣を無くしました!
その日の必達のノルマをクリアしてからでないとやってはいけないという自己ルールを作ってからはプレイ時間がかなり減りました。
では、具体的にどうやって悪習慣を無くしたのか?方法はとてもシンプルです。悪習慣の発動するトリガーを自分の環境に置かなければいいのです。
例えば、お酒が好きな人の場合は冷蔵庫にはお酒を入れないという自己ルールを作る。また、家族がいる人は協力を得て、毎月のお酒代は全額預けてしまうのも良い方法などですね。
スマートフォンのアプリゲームが好きで時間をたくさん費やしている人はパスコードやロックを何重にもかけて、アプリが起動するのをとても手間で面倒くさいように設定すると効果的です。
•習慣のトリガー&報酬を洗い出す
『習慣の力』チャールズ•デュヒッグはチョコチップを食べ過ぎる習慣をやめたくて自身の行動記録を数日間分取りました。
場所…どこにいたのか?
時間…何時だったか?
心理状態…どんな気分だったのか?
自分以外の人物…他に誰かいたのか?
直前の行動…何をしていたのか?
そして、分かったのは本当に求めていた報酬は仕事の気晴らしに、同僚と世間話をすることだった。
彼は毎日15時ごろになると同僚とクッキーが食べたくなると分かった。そこで、何が報酬なのかを考えると本当に求めていた報酬が何であるかを突き止めることができた。
あなたも悪習慣となっているものをこのように洗い出して見れば、あなたが本当に求めている報酬が何であるかを知ることができる。
チャールズ•デュヒッグは自身の報酬を15時にアラームをセットして同僚と世間話を楽しむ、という方法に切り替えて成功した。
•思い切っていろいろ捨ててみる
やめたいと自覚しているのにやめられない娯楽は自分の中に沢山ある。
報酬が手に入るのが早いと依存しやすくなる。先ほど記述したアプリゲームにハマっていたこともそうです。アプリゲームを開いて操作している快感とミッションクリアーした達成感を味わいたくてやっていました。仕事やトレーニングなら更に上のレベルで快感や達成感を味わえるのですが、不安になると簡単に手に入る報酬に飛びつきやすくなります。そして、手に入るのが簡単だと依存して悪習慣になってしまうのです。
対策は快楽が手に入りにくくなるように工夫すると紹介しましたが、さらに効果的なのがモノを捨てることです。
例えば、お菓子を食べ過ぎてしまう人は、お菓子を思い切って全部すてる。そして、買い物のときいつもお菓子を買っているお店に足を運ぶのをやめて、お菓子が売ってない店に通うようにする。
アプリゲームが好きな人はアプリをスマホからアンインストールする。
自分の求めている本当の報酬が分かれば、それを別な方法で補えばいいだけなので、その方法が見つかれば今までの悪習慣は完全に捨ててもストレスになることはないでしょう。
まとめ
悪習慣をなくすために必要なのは、自分がどんな報酬を求めているかを行動の記録から洗い出す。そして、簡単に報酬が手に入りにくくなるように工夫する。または、完全に捨てる。
本当の報酬が何であるかを知り、その報酬を得るための代わりの方法が見つかれば悪習慣を断つのは難しいことではない。